1999年10月 ポンペイ
1999年10月、26年ぶりのポンペイは多くの観光客が訪れていた。
当時は復元されていない遺跡の瓦礫がそのままになっていたものを多く見かけたが、復元や新たな発掘も進んでおり、遺跡が大きくなった感じがした。
昭和48年に訪れたときは、今のようにイタリアブームではなかったので、日本からの観光客は少なく、ポンペイの中を案内する専属のガイドは、珍しいのか、日本人にはやけに親切で、いろいろの建物の中を案内したり、余り見せないものも見せたり、犬を押さえ込んでいる置物を、後ろから見て見ろ、と言って、珍しいものを見せてくれたりしたが、今回は、中に入る建物は限られており、以前ほど多くの建物の中には入れなくなっていた。
昭和48年、遺跡を出たところにあった野外レストランで食べた味噌の風味がするいたってシンプルなポマドーロスパゲッティーのうまさが忘れられず、今回もそのスパゲッティーに巡り会えるのを楽しみにしていた。
野外レストランは立派な建物のレストランになっていたが、ツアーの食事は、小さな浅利のボンゴレでがっかりした。
これも旨かったが、あの味噌風味のポマドーロスパゲッティーのうまさには及ばなかった。
昭和48年に訪れたときの写真
部屋の装飾画
出土品展示室 (瓶や壺、装飾品、水道の蛇口、歯の治療ピンセットなど現代と全く同じ)
寝室に描かれていた夫婦の和合の絵
鍵の掛かった額を開けて見せてくれた。(錘を付けて強さを競う図)